はじめに
開発元のUnderstand 7.2 build 1248 で、C++ メンバー関数の種別名が変更されました。
従来の Lattix はこの変更後の種別名を認識できないため、Understand と連携して C/C++ を解析した際に、一部の C++ メンバー関数の要素とその依存関係が Lattix プロジェクトに反映されない事象が発生していました。
この事象への対応として、Lattix 2025.1.7 の更新版(インストーラー識別子 260827)の提供を開始しました。再現用のプロジェクトを用いた確認では、更新版で本事象が解消することを確認しています。
ご利用中のお客様へのご案内
本記事は、Lattix で、Understand と連携して C/C++ を解析されている、以下のお客様に向けたご案内です。
- Lattix 2025.1.7 をご利用で、Build Date が 2026年8月27日(インストーラー識別子 260827)より前のお客様
- Lattix 2023.1.2 をご利用のお客様
Understand 7.2 build 1248 以降をご利用の環境では、本更新版の適用をご検討ください。既存の Lattix プロジェクトについては、更新版の適用後に必要に応じて再解析・更新をおこなってください。
なお、本更新版は Lattix 2025.1.7 向けの提供です。Lattix 2023.1.2 向けの更新版は提供されないため、Lattix 2023.1.2 をご利用のお客様は Lattix 2025.1.7 更新版へのアップデートをご検討ください。
※Lattix 2022 以前はサポート対象外のバージョンのため、本更新案内の対象外となります。
入手方法
Lattix ユーザーサポートページのインストールモジュールは、すでに更新版(インストーラー識別子 260827)に差し替え済みです。ユーザーサポートページよりダウンロードしてください。
ライセンスの確認
Lattix 2025.1.7 の動作には、バージョン 2025 対応のライセンスが必要です。
Lattix 2023.1.2 以前のバージョンのライセンスでは動作しません。
バージョン 2025 対応のライセンスであるかは、以下の手順で確認ください。
任意のテキストエディターなどでライセンスファイルを開いてください。
“LICENSE lattix ldm”のあとに続く表記が、ライセンスのバージョンを示します。
例では、ldm 2025.0 のため、Lattix 2025 バージョンに対応しています。
- Lattix Architect ノードロックライセンス (例:architect.lic)
例)LICENSE lattix ldm 2025.0 dd-mmm-yyyy uncounted hostid=”xxxxxxxxxxxx … - Lattix Architect フローティングライセンス (例:lattix.lic)
例)HOST any xxxxxxxxxxxx 5053
ISV lattix
LICENSE lattix ldm 2025.0 dd-mmm-yyyy 1 hostid=ANY share=uh…
“ldm 2025.0” が含まれ、有効期限内の場合、ライセンスの再申請は不要です。
お持ちのライセンスで、Lattix 2025.1.7 最新版も動作します。
“ldm 2023.0” 以下の場合は、ライセンスの再申請が必要です。
年間保守契約期間中の場合、Lattix 2025 用のライセンスを Lattix 製品カスタマーセンター まで申請ください。
発生していた事象
Lattix 上での見え方
同じソースコードを解析しているにもかかわらず、Understand 7.0 や Understand 7.2 build 1247 以前と連携していたときと比べて、Lattix プロジェクトが次のように見える場合がありました。
- C++ のメンバー関数(メソッド)の数が少ない
- メンバー粒度で見たときの依存関係の数が少ない
- 上記の要素数・依存関係数をもとに算出されるメトリクスの値が異なる
Lattix プロジェクトに取り込まれる要素そのものが減るため、DSM 上で本来表示されるはずの依存関係が見えない、過去に取得したメトリクスと比較できない、といった形で影響します。
原因
Understand 7.2 build 1248 で、C++ メンバー関数の long kind name が変更されました。たとえば、従来「C Public Member Function」であった種別名は「C Public Method Member Function」となりました。
更新前のインストーラー(識別子 251223)はこの変更後の種別名を認識できず、該当する C++ メンバー関数が Lattix プロジェクトの要素として取得されない場合がありました。
なお、Understand 7.0 や Understand 7.2 build 1247 以前と連携している環境では、本事象は発生しません。
対象となる環境
以下のすべてに当てはまる環境が対象です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Lattix のバージョン | 2025.1.7(Build Date が 2026年8月27日 より前) / 2023.1.2 |
| Lattix のモジュールタイプ | C/C++ (Understand) |
| 連携する Understand | 7.2 build 1248 以降 |
インストーラーの識別方法
Lattix 2025.1.7 は、更新前・更新版ともにバージョン表記が同じ「2025.1.7」です。区別にはインストーラー識別子と Build Date を使用します。
| 区分 | インストーラー識別子 | Build Date |
|---|---|---|
| 更新前 | 251223 | 23 December 25 (14689) |
| 更新版 | 260827 | 27 August 26 (16459) |
ご利用中のバージョンを確認するには、Lattix Architect を起動し、[ヘルプ]-[Lattix 2025.1.7について] より Build Date をご確認ください。


おわりに
今回は Lattix 2025.1.7 更新版(インストーラー識別子 260827)についてご紹介いたしました。
その他、ご不明な点やご質問などありましたら、Lattix 製品カスタマーセンター までお気軽にお問合せください。
