Understand 4.0 では、2つのエンティティ間の依存関係を表示する、Relationship グラフが追加されました。
例えば、とある2つの関数の間に、他にどのような関数が呼び出されているか、といった情報を確認したい場合などに有効です。
以下は、_docall 関数についての Calls グラフです。もし、_docall 関数と fatal 関数の関係を確認したい場合、以下の Calls グラフでは、fatal 関数が複数の呼び出しツリーに存在しており、これらの関数間に存在する関係を探し出すのは困難です。
Understand 4.0 で追加された Relationship グラフを使用することで、以下のような Calls Relationship グラフが表示できます。このグラフでは、_docall 関数と fatal 関数の関係が、わかりやすく表示されています。
さらに、右クリックのグラフオプション、”Aggregate Nodes by” オプションを変更することで、Class や File 粒度でグルーピングすることができます。以下は、ファイル粒度でグルーピングした例です。
Relationship グラフには、Calls/Calledby Relationship, Includes/Includedby Relationship, Overrides/Overriddenby Relationship, Base/Derive Relationship などがあります。