今回は、Understand 3.0 の新機能 – 解析補助機能 について紹介します。
Understand 3.0 では、「解析補助機能」として、未解決なインクルードファイルと未定義なマクロに対して、解析終了後の[解析ログ]の画面から検索・設定できるようになりました。
Understand 2.6 では手作業でインクルードパスとマクロを1つひとつ確認しながら追加する必要がありましたが、Understand 3.0 では不足しているインクルードパスとマクロを表示しつつ追加することが可能となり、プロジェクト作成に要する手間を飛躍的に削減することができます。
※今回は例として、” foo.h “が定義されていないとします。
上図の赤枠の中にある[インクルード パス…]と[未定義マクロ]をそれぞれクリックします。
未解決なインクルードファイルでは、[検索]からディレクトリを開いていき、該当ファイルを選択します。そうしますと、赤いチェックが緑色となり、[ディレクトリの追加]で設定できます。
未定義マクロでは、プロジェクト全体に適用されるマクロを定義できます。また、[***に関するディレクトリ/ファイルの表示]からディレクトリやファイル単位でマクロ設定をオーバーライドできます。
この2つの検索機能により、解析に不足しているインクルードファイルとマクロを確認しつつ設定することが可能となりました。これはパーサーをStrictにした場合など、より正確な設定が必要とされる場面においても役立つ機能です。