Understand 3.0 新機能 – メトリクスツリーマップ

Understandのメトリクス測定について、以前ご紹介したメトリクスツリーマップの新機能をご紹介します。

Understand 2.6 ではファイル単位のメトリクスに対するツリーマップの生成に対応していました。そして、お伝えしていたとおり、Understand 3.0 では機能拡張が行われ、クラス単位・関数単位での生成にも対応しました。

今回は、プロジェクト全体をどのように俯瞰できるのかを実際に確認していただくために、Apacheのソースコード(httpd-2.4.4)を解析してみます。

以下の画像は粒度を「ファイル」、ボックスの大きさを「行数」、ボックスの色の濃さを「Cyclomatic複雑度」に設定したメトリクスツリーマップです。
プロジェクト全体で「どのファイル」が巨大か、複雑かを確認できます。

Understand 3.0 は以下の設定UIで粒度を「ファイル」、「クラス・構造体」、「関数」から選択できるようになり、プロジェクト全体をより細かい粒度でも表示できます。

次の画像は粒度を「ファイル(File)」から「関数(Functions)」に変更したものです。
プロジェクト全体で「どの関数」が巨大か、複雑かを確認できます。

Understand 2.6 では、例えば、複雑度の高い関数が含まれているファイルを特定できましたが、その中のどの関数が複雑なのかまでは確認できませんでした。
Understand 3.0では、粒度を「関数」とすることで、どの関数が複雑なのかまでグラフィカルに確認できます。
また、ツリーマップ右上の赤い四角で囲っている部分にツールバーが追加され、いくつかの機能が追加されました。

ツリーマップ階層のナビゲーション、そして、以前から要望のあったツリーマップの印刷・画像ファイルへのエクスポートが可能になりました。

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