メトリクスツリーマップ

Understand では、様々な種類のメトリクスを測定できますが、今回は、メトリクス値を視覚的に表示してくれる、メトリクスツリーマップ機能について紹介します。

メトリクスツリーマップでは、木構造のデータを二次元平面領域を入れ子状に分割することによって可視化する手法『ツリーマップ』を用いて、メトリクス値を視覚化します。

Treemapping (Wikipedia)

以下は、メトリクスツリーマップを使い、CountLine (行数)と Cyclomatic (サイクロマティック複雑度)を可視化した例です。

ここでは、ボックスのサイズに CountLine を、ボックスの色に Cyclomatic を割り当て、関数毎の値を表示しています。ボックスのサイズが大きいほど、CountLine が大きく、ボックスの色が濃いほど、Cyclomatic が大きいことを示しています。

この例では、図の一番左上の「regmatch」関数が、コード行数が多く、サイクロマティック複雑度が高いことが一目で確認できます。

メトリクスツリーマップを表示するには:

ツールメニュー[メトリクス]-[メトリクスツリーマップ]を選択します。

マップオプションの”サイズオプション”、”カラーオプション”から、それぞれに割り当てるメトリクスを選択します。

現在の Understand 日本語版では、ファイル単位でのメトリクスに対するツリーマップの生成に対応していますが、次版の日本語版では、クラス単位・関数単位での生成に対応します。次版の日本語版は、2012年度Q1頃のリリースを予定しています。

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