ソフトウェア品質向上セミナー「技術的負債にどう向き合うか」(基調講演&パネルディスカッション) を開催しました

ソフトウェア品質向上セミナー「技術的負債にどう向き合うか (基調講演&パネルディスカッション開催)」に、たくさんのお申込みをいただきまして、ありがとうございました。

2023年11月16日(木)に、基調講演として、名古屋大学 大学院情報学研究科 准教授 森崎 修司様を講師にお招きして開催した「ソフトウェア品質向上セミナー」は、多くのお客様にオンラインでご参加いただき、またオフライン会場とハイブリッドで同時開催し、大盛況のうちに終了いたしました。

当日は、講師の森崎様より、ソースコードメトリクスを活用した事例や活用上の課題に対する対処をしやすくする5つの基準(対策の取りやすさ、合意の取りやすさ、収集コスト、構成概念、頑健性)について解説いただきました。

また、ユーザー様をパネラーとしてお招きし、パネルディスカッションを行っていただき、各社の取り組みやツール活用のノウハウなどについて議論いただきました。

開催内容

  1. ご挨拶
    講演者:テクマトリックス株式会社 ソフトウェアエンジニアリング事業部
  2. 基調講演
    タイトル:ソースコードメトリクスと活用のしやすさを評価する5つの基準
    講演者:名古屋大学 大学院情報学研究科 准教授 森崎 修司様
    概要:
    ソースコードメトリクスはソースコードの特徴を数値化したものです。構文解析により得られるため、目視や人手による作業を必要としない点で優れています。たとえば、条件分岐やループの数を構文解析で計測すれば、複雑になっている部分を特定できます。しかしながら、ソースコードメトリクスだけでは、そもそも複雑なロジックを実現しようとしているのか、必要以上に複雑になっているかはわからないといった活用上の課題があります。本講演では、ソースコードメトリクスを簡単に説明した上で、ソースコードメトリクスを活用した事例を紹介します。活用上の課題への対処のしやすさの基準を説明します。具体的には、対策の取りやすさ、合意の取りやすさ、収集コスト、構成概念、頑健性の5つの基準です。
  3. パネルディスカッション
    テーマ:リスク分析
  4. パネルディスカッション
    テーマ:ソースコード解析ツール「Understand」の活用
  5. ソースコード解析ツール「Understand」最新情報のご紹介(動画)
    講演者:Scientific Toolworks 社

開催結果

セミナーでは、森崎様やパネリストの方々へ多くの質疑応答があり、アンケートにおいても「基調講演は大変参考になりました。」「現場の方を招いてのパネルディスカッションは、生の困りごと等が聞けてとても参考になると思います。」「参加者とのディスカッションの時間をもう少し欲しかった。」などの多くのコメントをいただきました。

オフライン会場の当日の様子

セミナー後の懇談会では、パネリストの方々と参加いただいたお客様と熱心に議論されておりました。

セミナー後の懇談会の様子

今回は、パネルディスカッションの時間が少し短く、意見交換等があまりできませんでしたので、次回は時間配分も調整し改善していきたいと考えています。今後も開催を予定していますので、今回参加できなかった方も次回はご参加いただけると幸いです。

当日ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
本セミナーの中で、弊社よりご紹介したUnderstandとLattixの活用方法として、計測したメトリクスからコードリスクを分析する方法や、UnderstandとGitのホスティングツールとの連携UnderstandとLattixを活用した技術的負債の解消方法の資料をご案内申し上げます。
※基調講演の森崎様のご講演資料の配布はありません。
ご興味のある方は、ぜひこちらからお申込みください。

その他、ご不明な点やご質問などありましたら、SciTools 製品カスタマーセンター までお気軽にお問合せください。

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