Understand 4.0 マイナーバージョンアップ版では、メトリクスツリーマップのカラーをカスタムスケーリングで変更することができるようになりました。
従来のバージョンでは、メトリクスツリーマップのカラー(色の濃さ)は、プロジェクト内での相対的な値で割り当てられていました。
そのため、メトリクスツリーマップのカラーに割り当てるメトリクスにCyclomatic(複雑度)を設定した際、例えば、プロジェクト内に極度に高い複雑度を持つ関数が存在している場合、高い複雑度を持つ関数でも、相対的に薄い水色として表示されてしまっていました。
Understand 4.0 マイナーバージョンアップ版では、メトリクスツリーマップのカラーオプションにカスタムスケーリングの設定が追加されました。
[カスタムスケーリング]のチェックをオンにして、[最小値]と[最大値]を設定した場合、カラーに割り当てるメトリクスを絶対的な値で色付けできるようになりました。
[最小値]以下のカラーは、メトリクスツリーマップの最小値カラー(初期設定では薄い水色)、[最大値]以上のカラーは、最大値カラー(初期設定では、濃い青色)で指定したカラーで固定表示されます。
上記のように、異なるプロジェクト間でも同じカスタムスケーリングの値(最小値・最大値)を設定することで、プロジェクトを定量的に比較することが可能になりました。
メトリクスツリーマップを利用し、メトリクスの値をボックスのサイズ、カラーで可視化させ、コードレビューの起点・リファクタリングの対象箇所を確認する際に是非ご活用ください。