Understand 4.0 マイナーバージョンアップ版では、以下のような改善・変更が加えられています。
環境
- Windows 10が正式動作環境の対象になりました
- Visual Studio 2015のC++/C#プロジェクトファイルのインポートに対応しました
言語
- VB.NETの解析に対応しました
- Cの解析で、UML Sequence Diagramグラフの出力ができるようになりました
- C/C++で、CMakeプロジェクトで使用されるファイルリストからプロジェクトが作成できるようになりました
- C/C++コンパイラとして、Keil Arm, National Instruments LabWindows/CVI, Renesas RL78, Tasking TriCoreが追加されました
- C/C++(Strict)で、C++14に対応しました
- AssemblyとJovialで、Control Flowグラフ、Cluster Control Flowグラフの出力ができるようになりました
- Assemblyで、IBM 390と1750Aアセンブラコードの解析に対応しました
メトリクス
- C++で、MaxNestingメトリクスがClass単位で取得できるようになりました
- C/C++, C#, Ada, Basic, Fortran, Java, Jovial, Pascal, Python, Webに、
CountPathLogメトリクスが追加されました
(CountPathLog:ユニークな経路を常用対数Log10xで示した値。exit や goto 文で終了するケースは除く。小数点以下を四捨五入した整数値で示す) - Javaで、Knots, MaxEssentialKnots, MinEssentialKnotsメトリクスがMethod単位で取得できるようになりました
- C#, JavaのMaxInheritanceTreeメトリクスが、標準ライブラリクラスを除外して計測できるようになりました
(プロジェクト設定のオプションに、”MaxInheritanceTreeメトリクスで標準ファイルをカウント”オプションが追加されました) - Pythonで、メトリクスツリーマップがクラス・関数の単位で表示できるようになりました
機能
- メトリクスツリーマップのカラーをカスタムスケーリングで変更することができるようになりました
- Control Flow Graphのグラフツールバーのエクスポートに、[Dot形式にエクスポート]メニューが表示されるようになりました
- アノテーションを含んだソースコードを印刷できるようになりました
API
- Perl APIのUnderstand::Db クラスに、以下のAPIが追加されました
$db->add_annotation_file($path [,foreground [,background]])
新規または既存のアノテーションファイルをデータベースに追加します - APIのエンティティとリファレンスの種類に、Basicエンティティとリファレンスが追加されました