Understand では、処理の流れをフローチャートで示す「Control Flow Graph」やメソッドの呼び出し関係を示す「Calls Graph」などのグラフを表示でき、これらのグラフを画像ファイルやVisioファイルとして保存できます。
今回のバージョンアップ(Understand 3.0)では、その機能が改善され、グラフをVisioのVDX(Visio XML図面)形式として保存できるようになりました。
変更点は以下の通りです。
- それぞれの要素がコネクタで接続された状態で出力される
- 文字などをVisio上で編集できる形式で出力される
- Visio形式でグラフを出力する際に、Visioをインストールしている必要がない
これらの機能改善により、グラフの出力結果をVisio上で容易に編集できるようになりました。
1.
以下の画像では、矢印がコネクタとして要素に接続されているため、接続先の要素の位置を移動させても、矢印は接続されている状態を保持します。
2.
フローチャート記号内の文字は、画像ではなく文字として出力されるため、編集可能です。
3.
Visioでグラフを出力するためには、Understand 2.6 まではUnderstandをインストールしているPCにVisioもインストールする必要がありました。
しかし、Understand 3.0 では同一PCにVisioがインストールされていない環境でもVisioファイルを出力できるようになりました。
サポートするVisioのバージョンは、Visio 2003, 2007, 2010です。
※編集するためにはVisioのインストールが必要です。
Visioファイルの保存形式については、Understand 2.6 ではVSD形式(*.vsd)であったのに対して、Understand 3.0 はVDX形式(*.vdx)として保存されるようになりました。そして、上記2枚の画像のように、矢印はコネクタ接続され、文字は編集可能な形として保存できるようになりました。
この機能改善も、多くのユーザー様からご要望いただいていた内容です。
ぜひご活用ください。