Understand 3.0 プレビュー

現在、新バージョン Understand 3.0 日本語版リリースに向けた作業をおこなっています。
今日から数回のエントリーに渡り、新バージョン 3.0 の新機能・強化機能について紹介していきます。

Understand 3.0の画面ショットです。


パーサー

  • C/C++ をより厳格に解析可能な Strict モードを新たに搭載しました
  • Objective C/C++ の解析に対応しました
  • COBOL の解析に対応しました
  • Python の解析に対応しました
  • Assembly の解析に対応しました

解析補助機能

  • 解析時、未解決なインクルードファイルを検索し、その場で設定をおこなえるようになりました
  • 解析時、未解決なマクロを検索し、その場で設定をおこなえるようになりました

グラフィカルビュー

  • 呼び出し関係などを、ディレクトリ階層などを含めて表示、展開/折りたためる新グラフ Cluster Graph が搭載されました
  • Control Flow Graph のコメント処理・表示機能が改善されました

アノテーション機能

  • ソースコードに変更を加えることなく、任意のコメントを記入することができるアノテーション機能が新たに搭載されました

お気に入り機能

  • 任意のファイル位置・テキスト・グラフなどをグループ化して記憶しておける、お気に入り機能が新たに搭載されました

Understand API

  • API で取得可能な情報が増えました
  • 新たに Python API が用意されました

und コマンドライン

  • 大幅な実装の見直しがおこなわれ、新たにインタラクティブ(対話)モードの搭載や、指定可能なオプションなどの強化がおこなわれました
  • 従来の und コマンドは undlegacy コマンドと変更されました

Buildspy ツール

  • make 時に、必要なファイル、インクルードパス、マクロ設定などを収集し、その情報から Understand データベースを作成する、buildspy と呼ばれるツールが新たに搭載されました。従来、手作業で設定する必要のあった、Understand プロジェクト設定を大幅に軽減することが可能になりました。

新バージョン 3.0 では、従来のバージョンの使い勝手を残しつつ、更に便利で強力な機能が数多く搭載されます。 新バージョン 3.0 は、2012年9月末のリリースを予定しています。ご期待ください。  

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