Understand 3.0 マイナーバージョンアップのお知らせ

平成24年9月26日にリリースした「Understand 3.0 (Build 630)」のマイナーバージョンアップ版「Understand 3.0 (Build 640)」をリリースしました。

Build640では、BuildspyツールがWindows(Cygwin)にも対応しました!
Build630で追加されたStrictパーサーと組み合わせることで、コンパイルする際のインクルードパス、プリプロセッサ、マクロ定義などをそのまま使用でき、精度の高い解析が手間をかけずに実行可能となります。
(gcc, g++準拠コンパイラでmake可能なプログラムに対応)

バージョンアップしたUnderstandは、以下から体験版をダウンロードできます。
ぜひお試しください!

新機能・拡張機能、修正内容は以下の通りです。

新機能・拡張機能一覧

  • Buildspyツールの Windows 環境のサポート
    Linux 環境でサポートされていた Buildspyツール(makeファイル解析機能)がWindows(Cygwin)環境も使用できるようになりました。
    Linux/Windows環境とも、GNU gcc, g++ に準拠するコンパイラのみをサポートしています。
  • Java 7 のサポート
    Java コードの解析時に、コンパイラのバージョンに Java JDK 7 が選択できるようになりました。
  • 未解決ヘッダーファイルツール・未定義マクロツールの拡張
    見つからないヘッダーファイルや未定義マクロをプロジェクトの設定画面の各言語オプションの[インクルード]・[マクロ]から検索できるようになりました。
    (Understand 3.0 Build 630 の解析ログ画面から移動しました。)
  • Understand 3.0 ユーザーズガイド&リファレンスマニュアルの更新
    アノテーション機能に関する説明が追加されました。

修正一覧

  • Web 言語の PHP ファイルが解析ができない問題が修正されました
  • C/C++(Strict)言語解析時の以下のメトリクスに関する問題が修正されました
    • Cyclomatic と CyclomaticModified 出力値が逆になる件
    • CyclomaticStrict で switch-default がカウントされない件
    • 関数単位で CountLineCodeDecl,CountLineCodeExe が計測されない件
    • 複数行コメントを含む場合に、Count~系メトリクスが正しく計測されない件
    • Strict時、内部クラス/構造体などを持つクラス/構造体で、Count系メトリクスが内部クラスの分、重複してカウントされる件
    • 関数定義をマクロ定義すると、Count~系メトリクスが正しく計測されない件
  • C/C++(Fuzzy/Strict)言語解析時の以下のメトリクスに関する問題が修正されました
    • Class/Struct/Union を対象にメトリクスを測定した場合、AltCountLineBlank, AltCountLineCode, AltCountLineComment が計測されない件
  • Web言語解析時の以下のメトリクスに関する問題が修正されました
    • Class を対象にメトリクスを測定した場合、SumCyclomatic, SumCyclomaticModified, SumCyclomaticStrict, SumEssential が常に0になる件
    • AvgEssentialの値が常に0になる件
  • Web言語で、メトリクスツリーマップを Functions 粒度で生成するとUnderstand が強制終了する件が修正されました
  • undコマンドのオプション(-override_c++_macros, -C++Macros)で、リストファイルによってマクロを指定する際、マクロ値にダブルクォーテーション(“)、シャープ(#)を含む場合は、エスケープをおこなうことで、文字列化演算子・トークン連結演算子を正しく設定できるようになりました
  • Linux 環境の Understand で、[ヘルプ]-[Understandについて]を選択した画面で表示される日付が Understand のインストール日付になる問題が修正されました
  • Pascal言語で、”^” 記号を使って、ポインタ型を宣言すると解析時に構文エラーが発生していた問題が修正されました
  • Perlのサンプルスクリプト(%Understand%scriptsperlacf_ControlFlowTree.pl)を実行後、グラフィカルビューが生成されない問題が修正されました

既知の問題

  • COBOL、VHDL、PL/M を解析したプロジェクトで[メトリクス]-[メトリクスチャート]-[Sum Complexity(S)]を選択するとUnderstand が強制終了します
  • COBOL 言語の解析後、ソースエディターのタイトルバーのステータスアイコンは、解析後でも、赤色を示します
  • Cluster~系グラフを保存し、[グラフ]-[依存関係グラフ]-[グラフのロード]を選択しても、保存したグラフをロードできません

平成24年12月10日において、保守サービスをご契約いただいているUnderstandユーザー様には、「Understand 3.0」マイナーバージョンアップ製品を無償でご提供します。
ユーザー様への正式なマイナーバージョンアップ版のご案内は、順次行なっていきますので、今しばらくお待ちください。

モジュール等につきましては、以下のURLのユーザーページからダウンロードできます。

Understand ユーザーサポートページ>>
https://www.techmatrix.co.jp/secure/quality/understand/support/

※ログインには『ログインID』と『製品番号』が必要です。
※『ログインID』と『製品番号』は、「Understand 3.0ユーザー登録カード兼ライセンスキー請求カード」に記載されています。
※ライセンスの設定方法など詳細は、ユーザーサポートページから「Understand 3.0 セットアップマニュアル」(understand_setup_manual.pdf)をダウンロードし、ご参照ください。

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