ソフトウェア品質向上セミナー「富士フイルムソフトウエアが実践する、ソフトウェアの構造悪化を防止する品質の維持・確保への取り組み」を開催しました

2025年2月4日(火)に開催した、ソフトウェア品質向上セミナー「富士フイルムソフトウエアが実践する、ソフトウェアの構造悪化を防止する品質の維持・確保への取り組み」は多くのお客様にオンラインでご参加いただき、盛況のうちに終了いたしました。

当日は、富士フイルムソフトウエア様にご登壇いただき、ソフトウェアの品質確保、特にソフトウェア構造の悪化を防止するための取り組みをご紹介いただきました。また、アーキテクチャ分析ツール「Lattix」の開発元であるCodeClinic社から、Lattixの最新情報をご紹介いたしました。

開催内容

  1. 内部品質の改善に役立つ構造解析ツールのご紹介
    講演者:テクマトリックス株式会社 ソフトウェアエンジニアリング事業部
    概要:構造分析ツールで改善できる内部品質をテーマに、テクマトリックス取り扱いツール「Lattix」「Understand」の2つの製品についてご紹介いたしました。
  2. 【事例】ソフトウェアの構造的悪化を防ぐことで、開発生産性低下を防止する!
    富士フイルムソフトウエアが実践する品質確保の取り組み
    講演者:富士フイルムソフトウエア株式会社
    ソフトウエア技術本部 品質保証グループ 品証チーム
    脇神 啓介様
    概要:富士フイルムソフトウエア株式会社で開発する製品は、バージョンアップを繰り返す寿命の長い製品が多いため、長期に及ぶ製品ライフサイクルを考えた品質確保を行っています。富士フイルムソフトウエア株式会社では、品質管理を外部品質と内部品質に区別して、それぞれに適した評価や管理を行っています。外部品質は、1回の製品開発を対象にした通常のQCD管理を指し、内部品質は、ソフトウェア構造の悪化を防止するための管理を指します。本セッションでは、富士フイルムソフトウエア株式会社における内部品質の取り組みについて紹介いただきました。
    品質が良いコードは、良い設計と良いコードから成り立ちます。良いコードの観点は、「読みやすい関数」、「理解しやすいクラス」、「クローン コードがない」、「ソフト構造が設計通り」の4つであり、これらを定量化・見える化し、製品開発の繰り返しによるソフトウェアの構造悪化を防止します。富士フイルムソフトウエア株式会社が取り組んだ、ソースコードを長生きさせる、品質の維持・確保の取り組みについて紹介いただきました。
  3. アーキテクチャ分析ツール「Lattix」開発元の最新情報のご紹介(動画)
    講演者:Code Clinic LLC
    ※録画動画(日本語字幕付き)でご紹介いたしました。

開催結果

ご参加の皆様からは当日ご質問を多数いただき、アンケートでは「Understandの使用率を上げるために今回セミナーで紹介があったGitLabとの連携は、効果があると感じた。連携方法をブログ等でご教示いただけると幸いです。」などの多くのコメントをいただきました。

本ブログで連携方法について今後記事を掲載する予定です。

当日ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
本セミナーの講演資料、およびCode Clinic LLC社による講演発表動画の再生URLをご案内申し上げます。
ご興味のある方は、ぜひこちらからお申込みください。


その他、ご不明な点やご質問などありましたら、Scitools 製品カスタマーセンター までお気軽にお問合せください。

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