Understand 5.1 バージョンアップ版では、プロジェクト設定のインポート/エクスポート機能の改善がおこなわれました。
プロジェクト設定には、解析対象のディレクトリやファイル情報、ファイルエンコーディング、マクロやインクルードパスなどの設定が含まれます。
Understand 4.0 までは、プロジェクト設定のインポート/エクスポートは、und コマンドでおこなう方法のみでした。
Understand 5.1 では、Understand GUI からもプロジェクト設定のインポートとエクスポートができるようになりました。
これにより、異なるプロジェクト間での、各種解析オプションの設定の統一、共通化がおこないやすくなりました。
Understand GUI のプロジェクト設定のインポート/エクスポート機能を利用する
- プロジェクト設定をインポートする
- プロジェクトファイル(*.udb)が配置されている同じディレクトリに、「プロジェクトファイル名.udx」の設定ファイルを配置します。
- メインメニュー[ファイル]-[エクスポート/インポート]-[.udx ファイルからプロジェクト設定をインポート]を選択します。
- プロジェクト設定をエクスポートする
- メインメニュー[ファイル]-[エクスポート/インポート]-[プロジェクト設定を .udx ファイルにエクスポート]を選択します。
- プロジェクトファイル(*.udb)が配置されている同じディレクトリに、プロジェクトファイル名.udxの名前で作成されます。
※.udx ファイルは、XML形式のファイルです。
und import/exportコマンドを利用する
プロジェクト設定情報を、und import/exportコマンドを使用して、XMLファイルからインポートし、エクスポートすることが可能です。
- プロジェクト設定をインポートする
例)und import settings.xml myNewProject.udb - プロジェクト設定をエクスポートする
例)und export settings.xml myProject.udb
※詳細については、Understandメニュー[ヘルプ]-[ヘルプ]より起動する『Understand ユーザーズガイド & リファレンスマニュアル』の以下の項をご参照ください。
- コマンドライン処理 > und コマンドラインの使用 > プロジェクトにインポートする
- コマンドライン処理 > und コマンドラインの使用 > プロジェクトからエクスポートする
このプロジェクト設定のエクスポート機能は、例えば、同じソースコードを対象に同じメトリクスを計測したが、Understand のバージョンや測定日によって計測値に違いが生じた際に、プロジェクト設定に差異がないかを確認する際にも用いることができます。
是非、ご活用ください。