以前、「アノテーションの機能」についてご紹介しました。
アノテーションは、ソースコードを直接変更することなく、レビュー結果等のコメントを記述することができる機能です。
Understand 4.0 マイナーバージョンアップ版では、アノテーションを含んだソースコードを印刷できるようになりました。
Understand 4.0 マイナーバージョンアップ版では、アノテーションを含んだソースコードを印刷できるようになりました。
アノテーションの印刷
- ソースエディターでアノテーションを設定したソースコードを開きます。
- メニューから[アノテーション]-[インライン表示]をクリックし、オプションを切り替え、エディター上でアノテーションを表示した状態にします。
- メニューから[ファイル]-[<ファイル名>を印刷]をクリックします。印刷ダイアログが開き、現在参照しているソースファイルを印刷することができます。
また、[アノテーション]メニューの[吹き出しテキスト表示]をオンにした場合、Butterfly や Calls グラフで、アノテーションの内容をポップアップで表示することが可能です。
※グラフィカルビューのエクスポートは、アノテーションを表示した状態では保存されません。
アノテーションの共有
アノテーションは、Understand プロジェクトデータとは別の個別のファイル (*.ann) に記録されています。
このファイルを、別の Understand プロジェクトから読み込むことで、アノテーションの情報を複数の作業者で共有することが可能です。
※アノテーションの共有は、Understand 3.0 バージョンから利用可能です。
作成したアノテーションファイルの場所は、Understand メニュー[プロジェクト]-[プロジェクトの設定]-[アノテーション]から確認できます。
アノテーションファイルの読み込み方
- 作成済みのアノテーションファイル (*.ann) を任意の場所にコピーします。
- Understand プロジェクトを開きます。
- メニューから[プロジェクト]-[プロジェクトの設定]-[アノテーション]を選択します。
- ダイアログ右上の[追加]ボタンから、手順 1.のアノテーションファイルを読み込みます。
- 追加された最新のアノテーションを参照するには、[アノテーション]メニューの [アノテーションの自動リロード] をクリックします。
- アノテーションは、アノテーションを付けたファイルのパス情報と関連付けて記録されています。
初期設定では、絶対パスで記録されるため、アノテーションを共有する環境間で、ファイルパス構造が一致させる必要があります。ファイルポータビリティの設定をおこなってください。
詳細は、「Understand プロジェクトファイルの移動や共有をしやすくする」を参照ください。
アノテーションで全員のレビュー結果を閲覧しながら、解析やソースコードレビューをおこなうことが可能です。是非ご活用ください。