変数に修正を加える際の影響範囲確認時など、変数のリファレンス(どの関数のどの行で変数の値が変更され、参照されているか)を把握したい場合、Understandの情報ブラウザーで全ての情報を見ることができます。しかし、リファレンスの数が多くなった場合、全容の把握が困難となります。
そのような場合、 Object Referencesグラフが便利です。
このグラフでは、直感的にリファレンス種別を見分けることができます。また、不要な情報をフィルターする機能もあります。
なお、Object Referencesグラフは標準機能ではなくプラグインとして提供しており、こちらからダウンロードすることができます。
詳細
情報ブラウザーのReferencesでは全てのリファレンスをリスト形式で表示できますが、リファレンス数が多いと見づらい場合があります。
Object Referencesグラフを用いると、値の変更(Set、Modify等)や参照(Use等)がリファレンスの種別ごとにまとめて表示され、リファレンスの関係が直感的にわかります。
また、同じ関数の同じリファレンス種別を「まとめて表示/展開表示」で切り替えることができます。切り替えるには、グラフの背景で右クリック-[Uniq]でON(まとめて表示)/OFF(展開表示)を選択します。
リファレンスの数が多い変数を展開表示すると、膨大なグラフになり全容の把握が困難ですが、まとめて表示することで全容を把握しやすくなります。
<リファレンスを展開表示>
<リファレンスをまとめて表示>
リファレンスを展開表示している場合、リファレンス行へジャンプすることもできます。ジャンプするにはグラフ上のリファレンス種別の表示部分(Modify、Set、Useなど)を左クリックします。
変数のリファレンスを見る方法としては、情報ブラウザー、Calls with Global Objectsグラフ(プラグイン)やObject Refs with CalledByグラフ(プラグイン)等がありますが、変数のリファレンス数が多く、把握が困難な場合は、同じ関数のリファレンスをまとめて表示する機能を持つObject Referencesグラフが便利です。