以前、Understand 4.0 の新機能として、グラフィカルビューに「UML Sequence Diagram」 が追加されたことをご紹介しました。
今回は、この UML Sequence Diagram (UMLシーケンス図) で、直接的な呼び出しだけでなく、
呼び出した関数から、さらに呼び出す関数を階層的に表示する、呼び出し階層の表示方法についてご紹介します。
操作方法
- ソースエディターや情報ブラウザーなどで、任意の関数やメソッドを選択します。
- 右クリック[グラフィカルビュー]-[UML Sequence Diagram]を選択します。
例)起点関数 RE.setRepeated からの直接的な呼び出し関数の表示
- UML Sequence Diagram グラフ上で、呼び出し先があるメソッド、または、エッジの部分(実行仕様)を選択します。
- グラフツールバーの「外側に向かうエッジを表示」をクリックします。
例)直接的な呼び出し関数 RE.getLocalizedMessage からの呼び出し階層 ResourceBundle.getString を表示
このように、選択した関数の直接的な呼び出し関数だけでなく、間接的に呼び出す関数についても、同一のシーケンス図として表示できます。
また、メニュー[ツール]-[オプション]-[グラフ]から、ノード表示の動作を設定できます。
- ノード/クラスターのダブルクリック時:
ノードの展開/折りたたみ、外側に向かうエッジの表示/非表示
⇒グラフ上のエッジ部分のダブルクリックで、ノードを展開できます。 - 移動のアニメーションのチェックボックスをオフ
⇒展開したノードを表示する動作のアニメーションを省略できます。
※UML Sequence Diagram グラフの対応言語は、C++、Java、C#です。
それ以外の言語には、Understand 4.0 (Build 788) では対応しておりません。
C言語のシーケンス図対応については、日本のユーザー様からのご要望により、次期Understandバージョンで対応される予定です。是非ご期待ください。