Understandでは、「メトリクスブラウザー」の表示により、個々のエンティティ(ディレクトリ、ファイル、関数など)に関するメトリクスを一覧で確認できます。
今回は「メトリクスブラウザー」の表示方法と機能について紹介します。
表示方法
メインメニューから[メトリクス]-[メトリクスブラウザー]をクリックします。
下図のようにメトリクスブラウザーが表示され、左側がエンティティツリーです。右側にはエンティティツリーの中から選択した項目のメトリクスが表示されます。
左側のエンティティツリーではファイルや関数などの単位で表示でき、選択した項目に応じて右側のメトリクスの表示が切り替わります。
機能
ファイルのメトリクス
左側のエンティティツリーでファイルを選択すると、選択したファイルのメトリクスが右側に表示されます。
代表的なメトリクスは、以下のものがあります。
- ファイルのコード行数
- 関数の数
- 複雑度の合計、平均など
関数のメトリクス
左側に表示されているファイルを展開すると、関数の一覧が表示されます。
表示された関数の中から任意の関数を選択すると、選択した関数のメトリクスが右側に表示されます。
代表的なメトリクスは、以下のものがあります。
-
- 関数のコード行数
- 実行パス数
- 複雑度など
メトリクスのエクスポート
メトリクスブラウザーでは、メトリクスをエクスポートすることができます。
以下の2つの形式での出力がサポートされています。
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- CSV形式でのエクスポート
- HTML形式でのエクスポート
今回は、HTMLのエクスポートについてご紹介します。
「HTMLにエクスポート」ボタンをクリックすると、HTML形式で出力されます。
左側にアーキテクチャが表示され、右側にメトリクスが表示されます。
左側のアーキテクチャの中から、任意のファイルや関数をクリックすると、右側に選択した項目のメトリクス情報が表示されます。
プログラム全体から関数単位のメトリクスまでWebブラウザー上で確認できるため大変便利です。
今回ご紹介した、メトリクスブラウザーによって、プロジェクト全体だけでなく、ファイル・関数などさまざまな単位でメトリクスを確認することができます。ぜひ活用してみてください。